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『アズレン』シナジー効果と史実を紐解く(2):ポートランドとインディアナポリス

艦船擬人化シューティングRPG『アズールレーン』(以下『アズレン』)に登場する艦船は、第二次世界大戦当時の枢軸国、連合国が保有していた艦船をモデルとしている。これらの艦の中には、同時に出撃させることにより、大きなシナジー効果を得られる組み合わせがある。ここでは知っていると便利な組みあわせと、元となった艦の史実エピソードについて解説する。

ポートランド「妹サイコー!」


▲「ユニオン」所属の重巡洋艦。インディアナポリスを溺愛しており、ほとんどの台詞でインディアナポリスに言及している。

ポートランドのシナジースキル「妹サイコー!」は、インディアナポリスと同時に出撃した際に発動する。このスキルはポートランド自身の火力・装填値・対空をLV1の時点では5%、LV10では15%上げるという強力な効果を持っている。現時点でのポートランドの性能に際立ったところはないが、大陸版では改造が実装されており、性能強化が今後見込まれる艦であるため、育てる価値は十分あると言えるだろう。

レアの中では最も手に入れやすいR艦であり、消費燃料もSR艦やSSR艦と比較すると少ないため、入手性、燃費面での優位があることも見逃せない。

 


▲妹のインディアナポリス。姉から向けられる愛情に、ちょっと辟易している?

インディアナポリス自体はシナジースキルを保有しておらず、「妹サイコー!」の効果を受けることもない。しかし彼女が保有する防御スキル「パンドラボックス」は、30秒ごとに敵弾を8回まで無効化するシールドを生成することができる。また、発動確率は低いが敵から受けるダメージを50%軽減できるスキル「All or Nothing」を保有しているため、耐久力が高いという特性を持っている。

現状では『アズレン』初週ログイン特典で入手できるため、初期の主力艦として活用するプレイヤーが多いのも特筆すべき点だろう。


▲ポートランドとインディアナポリスを同時に出撃させると、2人の掛け合いを見ることができる。「妹サイコー!」


▲「お姉ちゃん、うるさい……」

ポートランドとインディアナポリスの入手方法

インディアナポリスに関しては、前述のとおり初週ログイン特典の2日目で入手できる。また両艦共に大型艦、特型艦建造でも出現する可能性がある。ドロップについてはポートランドは3-4、4-1、4-3、5-4で入手が可能だ。

とくに3-4で赤城、加賀を手に入れるために周回している指揮官は、最大限界突破に必要な数のポートランドを簡単に手に入れることができるだろう。インディアナポリスは3-3、4-4、8-2でのドロップが確認されている。3-3や4-4を周回すれば、追加での入手は十分可能だと思われる。

条約型重巡と呼ばれた姉妹たち

『アズレン』に登場するポートランドとインディアナポリスのモデルとなったのはアメリカ海軍所属の重巡洋艦、「ポートランド」および「インディアナポリス」である。1922年に締結されたワシントン海軍軍縮条約により戦艦及び空母ら主力艦の保有制限を受ける形となった列強諸国は、保有制限の対象外とされた補助艦艇の強化に力を注ぐこととなった。こうしてアメリカが最初に完成させた条約型巡洋艦が、『アズレン』にも登場する「ペンサコーラ」である。


▲1930年に就役したアメリカ初の条約型重巡。当初は軽巡として起工されたが、後述するロンドン条約締結に伴い重巡洋艦にカテゴライズされる。同型艦に「ソルトレイクシティ」(『アズレン』実装済み)。おもに空母「エンタープライズ」の護衛として多くの戦いをくぐり抜けた勇艦。戦後は戦艦「長門」、重巡「プリンツ・オイゲン」らと共に核実験「クロスロード作戦」の標的艦として使用される。2度の原爆に耐えきるが、最終的に自沈処分となり、激動の艦暦を終えた

 

しかし、ワシントン条約の抜け穴とも言える補助艦艇の開発競争も過熱。かえって軍備が拡張されるという結果を招いたため、1930年に今度は補助艦艇の保有比率を定めるためにロンドン海軍軍縮条約が締結される。この条約により、いままで曖昧だった巡洋艦のカテゴリーが見直される。総排水量は1万トン以下。主砲口径6.1インチ(15.5cm)~8インチ(20.3cm)の巡洋艦が「重巡洋艦」。主砲口径6.1インチ(15.5cm)以下の巡洋艦が「軽巡洋艦」として区別されるようになった。

そしてペンサコーラ級の次に建造された条約型重巡が、ノーザンプトン級となる。


▲ノーザンプトン級重巡洋艦のネームシップ。ノーザンプトン級はノーザンプトン、チェスター、ルイビル、シカゴ、ヒューストン、オーガスタの全6隻が建造された。2017年11月現在、『アズレン』には他にシカゴとヒューストンが実装されている。

 

ノーザンプトン級は、ペンサコーラ級で露呈した外洋航行性の低さなどの問題点を改善した船ではあるが、この2種の重巡洋艦は、どちらも基準排水量が9000トン級であり、基準ギリギリの1万トンまで武装と装甲を保有している巡洋艦が求められた。そうして建造されたのが1933年に就役したポートランド級重巡洋艦である。

ポートランド


▲ポートランドが持っている本の表紙には、よく見るとインディアナポリスが描かれている。自作アルバムか何かだろうか

「ポートランド」はポートランド級重巡洋艦の一番艦として1930年2月17日に起工し、1932年5月21日に進水した。起工当初の類別は軽巡洋艦であったが、正式締結されたロンドン海軍軍縮条約に基づいて建造途中で類別を重巡洋艦に変更されている。アメリカにおいては設計段階から魚雷発射管を搭載せず、砲戦にのみ特化させた初の巡洋艦であり、大戦中は専ら航空母艦の護衛任務を担い、損傷と大規模修理を経験しながらも終戦まで戦い抜いた。

戦歴は並々ならぬものがあり、珊瑚海海戦を皮切りにミッドウェー海戦、第二次及び第三次ソロモン海戦、レイテ沖海戦といった数々の海戦に身を投じた。とくに第三次ソロモン海戦では、戦闘の最中に魚雷攻撃を受け損傷しながらも、帝国海軍戦艦『比叡』への直撃弾を与えている。また、大破し放棄された帝国海軍駆逐艦「夕立」にとどめを刺している。

修理を終えた「ポートランド」はレイテ、沖縄などに転戦し奮闘。終戦まで生き残り、トラック島の日本軍降伏文書受理の場ともなった。戦後は予備役艦となり、1959年に除籍。その後解体された。


▲「重桜」所属の駆逐艦「夕立」。史実では第三次ソロモン海戦において単艦で米軍艦隊に突撃し、多大な戦果をあげた。大破し全乗員が脱出した後、漂流していたところにポートランドの砲撃を受け、ソロモンの海中に没した

インディアナポリス


▲史実では沈んだ彼女だが、『アズレン』では元気に戦いにおもむいている

「インディアナポリス」はポートランド級重巡洋艦の二番艦として、1930年3月31日に起工した。しかし進水は姉にあたる『ポートランド』よりも半年以上早い1931年11月7日であった。

大戦初頭は「ポートランド」と共に航空母艦の護衛任務に就いていたが、オーバーホールのために「ポートランド」と別れて一時本土に帰還した後、北太平洋アリューシャン方面での戦いに派遣される。同方面での戦いが一段落すると近代改装を受け、新たに第五艦隊旗艦を担った。しかし1945年3月に受けた航空攻撃の損傷が酷く、第五艦隊旗艦を解かれ、修理のために本土へ戻った。

艦隊司令官は修理が完了次第、再び『インディアナポリス』を旗艦にしようと願うも、その願いはついに叶わなかった。なぜならば、修理を終えた彼女に対して原子爆弾の単独輸送という特殊任務が与えられ、任務を終えた帰路に帝国海軍潜水艦「伊58」の攻撃を受けて戦没してしまったからである。

この沈没の際に米軍の不手際があり救助が遅れ、約1200名の乗員中、救出されたのはわずか316名という大惨事となった。その後、海底で眠り続けたインディアナポリスは、2017年8月に行なわれた海洋調査により遂に発見される。発見者はポール・アレン氏。戦艦「武蔵」を発見した人物でもある。

ポートランドがインディアナポリスを溺愛するのは、悲劇の海へと沈んだ妹に再会できた喜びからなのかもしれない。海原を駆ける仲睦まじい重巡姉妹は「セイレーン」との戦いにおいて大きな力となるだろう。是非鍛え上げ、強敵との戦いに投入してみてほしい。

 


▲「あれ? なんでお姉ちゃんを閉じ込めるのインディちゃ~ん。インディちゃ~ん?」


『アズールレーン』公式サイト

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